出張買取のトラブルは防げる|買取業者が教える当日の6手順

「出張買取」と検索したあと、申し込みフォームを開いたまま、送信ボタンを押せずに閉じた経験はありませんか。

売りたい物はある。でも、知らない人を家に上げるのが怖い。平日の昼間、自分ひとりしかいない時間に来られて、金額を言われたときに断れる自信がない。「出張買取 トラブル」と調べる方の多くは、業者を避けたいのではなく、頼む直前で手が止まっています。

じつは、出張買取のトラブルは『業者の見分け方』を覚えるより、『当日の進め方』を先に決めておくほうが確実に防げます。

なぜなら、トラブルの大半は業者の正体ではなく、「その場で判断を迫られる状況」から生まれるからです。どれだけ事前に口コミを調べても、当日その場で断れなければ結果は同じになります。

ここでは、札幌市内でお客様のご自宅に伺って査定をしている買取業者の立場から、当日のトラブルを防ぐ6つの手順を紹介します。あわせて、法律で決まっている「売ったあと8日間は取り消せる」仕組みと、業者側から見た「なぜ買い叩きが起きるのか」という構造もお伝えします。

読み終えて頂ければ、その場でそのまま使える断り文句が手に入り、閉じた申し込みフォームをもう一度開けるようになります。

出張買取のトラブルは「業者選び」だけでは防げない

調べてから頼んだのに、不安が残った実例

Yahoo!知恵袋には、実際に出張買取を利用した方の相談が数多く投稿されています。目立つのは次のような内容です。

  • 査定を頼んだ部屋以外も見て回られ、引き出しを開けられた
  • 約束した時間よりかなり早く来られた
  • 後日、担当した人から個人的に連絡が来た
  • 古いパソコンを、よく分からないまま引き取られた
  • 口コミが良い評価ばかりで、かえって信用していいのか分からない

これらに共通するのは、依頼した方が『事前に調べていなかったから起きた』わけではないという点です。会社名で検索し、口コミを読んでから依頼しても、当日の状況は変わりません。

原因は業者の正体ではなく「その場で判断を迫られること」

トラブルの多くは、査定が始まってから終わるまでの短い時間に起きています。

自宅という逃げ場のない場所で、相手は毎日値段を付けているプロ、こちらは相場を知らない素人。しかも目の前に現金が出てくる。この条件がそろうと、冷静な判断は誰でも難しくなります。

だからこそ、事前の情報収集よりも『当日の自分の動き方』を決めておくほうが効きます。ここから紹介する6つは、どれも訪問前の5分で準備できることばかりです。

出張買取の当日にトラブルを防ぐ6手順の図解
当日の流れと、各手順でやること

手順1:売りたい物を1か所に集めてから呼ぶ

訪問日までに、売りたい物を玄関やリビングなど1か所にまとめておいてください。

これだけで『家の中を歩き回らせる理由』がなくなります。

先ほどの「勝手に引き出しを開けられた」「写真を撮られた」は、査定する物が家中に散らばっていて、業者が探して回る流れになったときに起こります。品物が1か所にあれば、業者はそこから動く必要がありません。

当社が伺う場合も、まとめていただいているお宅のほうが査定は早く終わります。1点ずつ探しながらだと、どうしても滞在時間が長くなります。

大きな家具や家電など、動かせない物は無理に運ばなくて構いません。「奥の部屋にあるタンス」と口頭で伝えれば十分です。

手順2:見てほしくない部屋は、玄関先で先に伝える

査定に入る前、玄関で「見ていただくのはこの部屋だけです」と伝えてください。

始まってから言うより、始まる前に言うほうが圧倒的に言いやすいからです。

一度、家の中を案内してしまうと、そのあとで「そこは結構です」と言うには勇気が要ります。最初に線を引いておけば、業者の側からそこを越えてくることはありません。

これは失礼な要望ではありません。まっとうな業者であれば、当たり前のこととして受け止めます。むしろ、ここで渋る業者であれば、その時点で帰ってもらって構いません。

手順3:査定額は「品物ごと」に聞く

「全部で◯万円です」と言われたら、『1点ずつの金額を教えてください』と聞いてください。

一括の金額では、何にいくら付いたのかが分からないからです。

たとえば5点で30,000円と言われたとき、そのうち1点に29,000円、残り4点が合計1,000円ということがあります。内訳が分からなければ、「この1点だけ手元に残そう」「この4点は人に譲ろう」という判断ができません。

当社の買取実績を見ると、同じ「工具」という分類のなかに、1点100円の物と1点20,000円を超える物が混在しています。まとめて評価すると、本来値が付くはずの物が埋もれます。

ただし、1点では値段がつかない物を、まとめて1つの金額にすることはあります。当社の場合は「この分はまとめて100円」といった形でお伝えしています。問題になるのは、値段がつく物まで一括にされている場合です。

1点ずつ答えられない業者は、そもそも1点ずつ値付けをしていない可能性があります。

関連記事:札幌で工具・機械を処分する前に|買取価格の実例

手順4:その場で決めない。「今日は売りません」で構わない

金額に納得できなければ、その場で断って構いません。

断ることは、法律で守られているからです。

出張買取は、特定商取引法で『訪問購入』として規制されています。消費者庁の特定商取引法ガイドには、次のように明記されています。

  • 相手が契約を結ぶ意思がないことを示したときは、その訪問時にそのまま勧誘を続けることも、その後あらためて勧誘することも禁止されている(法第58条の6第2項、第3項)
  • 相手方から査定の依頼があっただけの場合に、査定を超えて勧誘を行うことは、法に抵触する(法第58条の6第1項)

つまり「査定だけのつもりだったのに、ほかの物も出すように言われた」という状況は、業者の側が法律に触れています。断ってよいどころか、断られた時点で業者は引き下がる義務があります。

出典:消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問購入」

そのまま使える断り文句3つ

  • 「今日は金額を聞くだけにします」
  • 「家族と相談してから決めます」
  • 「この品物はやめておきます。ほかはお願いします」
出張買取でそのまま使える断り文句3パターンの図解
迷ったら、左の1つだけ覚えてください

言いにくければ、最初の一言だけ覚えてください。『今日は金額を聞くだけにします』。

これは訪問前の電話で伝えておくこともできます。先に言っておけば、当日その場で言う必要すらなくなります。

手順5:買い取った品物の一覧と金額を、書面で受け取る

売ることを決めたら、品物の一覧と金額が書かれた書面を必ず受け取ってください。

これは業者の義務だからです。

特定商取引法では、訪問購入をした業者は次の内容を書いた書面を渡さなければならないと定められています(法第58条の7、第58条の8)。

  • 物品の種類、物品名、物品の特徴
  • 購入価格、代金の支払時期と方法
  • 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
  • 契約を担当した人の氏名
  • クーリング・オフに関する事項
  • 物品の引渡しを拒絶できることに関する事項

さらに、クーリング・オフと引渡し拒絶については『赤枠の中に赤字で』書くこと、文字の大きさは8ポイント以上であることまで決められています。

書面が出てこない。品名が「雑貨一式」としか書かれていない。担当者の名前が空欄になっている。この時点で、その業者は法律を守っていません。

手順6:売ったあと8日間は取り消せる

書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、理由を問わず取り消せます。特定商取引法第58条の14に定められたクーリング・オフです。

  • 書面または電子メールなどの電磁的記録で通知する
  • 受け取った代金に利息を付ける必要はない
  • 違約金や損害賠償を支払う必要もない
  • 引き渡した品物は、業者の負担で返してもらえる

あわせて知っておきたいのが『引渡しの拒絶』です(法第58条の15)。クーリング・オフができる8日間のあいだは、代金を受け取ったあとでも品物を渡さず、手元に置いたままにできます。業者には、これを伝える義務もあります(法第58条の9)。

ただし、クーリング・オフできない品物があります

次の6つは政令で対象外と定められており、訪問購入でもクーリング・オフができません。

  1. 自動車
  2. 家庭用電気機械器具(携行が容易なものを除く)
  3. 家具
  4. 書籍
  5. 有価証券
  6. レコード、CD、DVDなど、音・映像・プログラムを記録した物

出典:特定商取引に関する法律施行令 第34条(e-Gov法令検索)

つまり、大型の家電や家具、本やCDをまとめて売る場合は、その場の判断がそのまま確定します。これらを売るときほど、手順3と手順4が重要になります。

自分の品物が対象になるか迷うときは、消費者ホットライン『188』に電話してください。最寄りの消費生活センターにつながります。

それでも不安なときに確認する3つのこと

古物商許可番号が公開されているか

中古品を買い取るには、都道府県公安委員会の古物商許可が必要です。許可を受けている業者は、番号をサイトに掲載しています。掲載がない場合は、電話で聞いて構いません。

なないろSHOPの古物商許可番号は『第101290002771号』です。

住所と固定電話が公開されているか

携帯電話の番号しか載っていない、住所が書かれていない。この場合、あとで連絡を取りたくなったときに手段がありません。チラシに電話番号だけが書かれている業者も同じです。

当日来る人の名前を、先に聞けるか

予約の電話で「当日はどなたが来られますか」と聞いてください。

名前を答えられない業者は、当日誰が行くかを決めていないか、名前を出したくないかのどちらかです。先ほどの書面には担当者の氏名を書く義務がありますから、答えられないほうが不自然です。

【買取業者の本音】なぜ「買い叩き」は起きるのか

ここからは、買う側の事情をお話しします。悪意のある業者の話ではなく、『構造としてそうなる』という話です。

出張1件には、品物に関係なく固定費がかかる

訪問には、往復の移動時間、車両の燃料代、査定する人間の人件費がかかります。買取金額とは別に、1件あたりの固定費が発生しています。

そのため、単価の低い品物ばかりだと業者は赤字になります。ここで2つの道に分かれます。

  • 出張の条件を設ける(◯点以上から、◯円以上からなど)
  • 条件を設けない代わりに、1点ずつの査定額を下げる

後者が、いわゆる「買い叩き」の正体のひとつです。悪意ではなく採算から来ています。だからこそ、口コミを見ても見抜けません。

売り先を持っていない品物ほど、値段は下がる

買い取った品物は、どこかに売らなければ現金になりません。そして業者ごとに、得意な販売ルートが違います。

自社で売り先を持っている品物は、いくらで売れるかが読めるので、買取額を高く出せます。逆に、売り先がない品物は「とりあえず安く買って、売れたら利益」という値付けになります。

同じ品物なのに業者によって金額が大きく違うのは、ここが理由です。

「何でも買います」の業者ほど、1点あたりは安くなりやすい

扱う品目を広げるほど、1品目あたりの専門性は薄くなります。相場が分からない品物は、安全を見て低めに値付けするしかありません。

「何でも買います」という表示が悪いわけではありません。まとめて引き取ってもらえるのは、片付けを急ぐ方にとって大きな利点です。ただし、そのなかに1点だけ価値のある物が混ざっていた場合、それが埋もれるリスクがあると知っておいてください。

だから手順3の『1点ずつの金額を聞く』が効きます。

なないろSHOPが訪問時に必ずしていること

ここまでの6手順に対して、当社がどう対応しているかをお伝えします。

  • 当日伺う人間の名前を、ご予約のときにお伝えします
  • 査定するのは、お客様が出された品物だけです。ほかの部屋を見せてほしいとは申しません
  • 値段がつく物は、1点ずつ金額をお伝えします
  • その場で決めていただく必要はありません。「今日はやめておきます」で終わって構いません
  • お断りいただいたあとに、当社からあらためてご連絡することはありません
  • 1点からお伺いします。査定料・出張費・キャンセル料はいただきません
  • 1点では値段がつかない物は、「この分はまとめて100円」といった形でお伝えすることがあります
  • それでも値段がつかない物は「0円です」とお伝えします

実際、当社の買取実績のうち一定数は0円です。値が付かない物を「0円」と言わずに引き取れば、その場は丸く収まります。ですが、それをしないと決めています。

関連記事:買取で0円になりやすい物一覧|実際の査定結果から

対応エリアは札幌全域・江別・千歳です。清田区・北野周辺であれば、ご連絡の当日に伺えることもあります。

よくある質問

査定だけ頼んで、売らなくても大丈夫ですか

大丈夫です。査定を依頼しただけの方に、査定を超えて勧誘することは特定商取引法で禁止されています。当社は査定料・出張費もいただきません。

1点だけでも来てもらえますか

伺います。なないろSHOPは1点からご訪問しています。

ひとりでいるときに来てもらうのが不安です

ご家族やご友人に立ち会っていただいて構いません。ご都合のよい日時に合わせますので、ご予約のときにお知らせください。

売ったあとで気が変わったらどうなりますか

書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリング・オフができます。ただし自動車・家具・大型の家電・書籍・有価証券・CDやDVDなど、政令で対象外と定められた品物もあります。

飛び込みで来た業者に売ってしまいました

こちらから要請していない訪問での勧誘は、特定商取引法で禁止されています。消費者ホットライン『188』に電話すると、お住まいの地域の消費生活センターにつながります。

まとめ

出張買取のトラブルは、業者を見分けることより『当日の進め方』を決めておくほうが確実に防げます。準備は訪問前の5分で済みます。

  • 手順1:売りたい物を1か所に集めてから呼ぶ
  • 手順2:見てほしくない部屋は、玄関先で先に伝える
  • 手順3:査定額は1点ずつ聞く
  • 手順4:その場で決めない。「今日は金額を聞くだけにします」でよい
  • 手順5:品物の一覧と金額を、書面で受け取る
  • 手順6:書面を受け取った日から8日以内なら取り消せる(対象外の品物あり)

この6つを知っていれば、当日その場で判断を迫られても、立ち止まれます。「断れないかもしれない」という不安がなくなれば、売れる物を捨ててしまうこともなくなります。

まずは、売りたい物を1か所に集めるところから始めてください。それだけで、当日の滞在時間はかなり短くなります。

札幌全域・江別・千歳であれば、なないろSHOPが1点から無料で出張査定に伺います。「金額を聞くだけ」のご依頼で構いません。

申し込みフォームを開いたまま、手が止まっているなら。
まずは金額を聞くだけでも構いません。

出張費・査定費・キャンセル料 無料/札幌全域・江別・千歳/1点からOK

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